情報が増えたのに、迷わなくなった理由 構造と設計を先に決めると、ツールは自然に決まる

情報が多くなったのに迷わなくなった理由

情報は、これからも増え続けます。
AI、ツール、ノウハウ、講座、SNS。学べる場所が増えた今の時代は、昔と比べて圧倒的に恵まれています。

それなのに、「何を選べばいいのかわからない」「調べるほど迷ってしまう」そんな声を、以前より多く聞くようになりました。

不思議なことに、私はその逆です。
情報量は確実に増えているのに、迷うことは減ってきました。

なぜなのか。
それは、Webデザイン歴が長いからでも、最新AIに詳しいからでもありません。

構造と設計を、先に考えるようになった。ただ、それだけです。

目次

情報がなかった時代、なぜ迷わなかったのか

私がWebを始めた頃、今のような環境はありませんでした。
HTMLとは何か、という説明すら、整っていなかった時代です。
調べる場所も限られていて、誰かが丁寧にまとめてくれているわけでもない。

だからこそ、「自分で調べる」「自分で試す」「自分で決める」それ以外の選択肢がありませんでした。
結果として、不思議と迷いは少なかったのです。

選択肢が少ない=迷わない、ではない

今振り返ると、理由は明確で、迷わなかったのは、情報が少なかったからではなく、判断を、自分の中で完結させていたからです。

学べる場所が増えたのに、迷う人が増えた理由

今の時代はどうでしょう。

  • 無料・有料の講座
  • YouTubeやSNS
  • AIツール
  • テンプレートやノウハウ集

情報は、親切で、わかりやすく、整っています。それでも迷う。

それは、判断の基準が、自分の外にあるからだと思っています。

「おすすめされているから」「みんなが使っているから」「今はこれが正解と言われているから」
どれも間違いではありません。でも、それだけでは選べない。

情報が多い時代に迷わなくなった理由を表す、AIやSNSなど複数のデジタルツールが並ぶイメージ

情報が増えても、迷わなくなった理由

私が迷わなくなった理由は、とてもシンプルで、新しい情報を集める前に、構造と設計を先に決めるようになったからです。

  • 何を作りたいのか
  • 誰に届けたいのか
  • 今はどのフェーズなのか
  • 広げる時期か、整える時期か

この土台を、先に決める。
すると、情報は「答え」ではなく判断を助ける材料になります。

ベースが決まれば、使うツールは自然に決まる

たとえば、今の私はホームページを制作していますが、使っているツールは WordPress です。WordPress には「テーマ」があり、無料ブログでいうテンプレートにあたる部分です。

テーマ選びで、私が最初に考えたこと

多くの人は、ここで迷うのです。

  • おすすめはどれですか?
  • 無料で十分ですか?
  • 有料テーマのほうがいいですか?

でも私は、評判から入りませんでした。
最初に考えたのは、「今の自分に、何が必要か?」ということです。

  • 記事を積み上げていきたいのか
  • 固定ページ中心で見せたいのか
  • 将来、どう育てたいのか

この設計を先に決めました。
そのうえで、無料・有料すべてのテーマを自分でリサーチし、調べ、比較し、決めました。

テーマ選びは、正解探しではなく、設計を実現するための選択になったのです。

AIも、まったく同じ

私は今、最新AIの情報をどんどん取り入れています。でも、すべてを使っているわけではありません。

  • これは使う
  • これは使わない
  • この場面では使うが、別の場面では使わない

そんなふうに、自然に線を引いています。それは、構造と設計が先にあるから。ベースが決まっていれば、使うツールは、あとから必然的に決まってくる。

SNSのツール選びも、考え方は同じ

以前、メルマガ読者さんから、こんな質問をもらったことがあります。

インスタの講座に申し込もうかどうしようか迷っていて、決められません。

この質問に対して、私の答えは、少し意外かもしれません。「ごめんなさい。私には決められないので、自分に聞いてみてください」そうお伝えしました。

冷たく聞こえるかもしれませんが、これは突き放しているわけではありません。なぜなら、もし私が「申し込んだらどうですか?」と言ったら、その方は申し込むのでしょうか。

それは、その人自身の意志ではないと思うのです。

誰かの選択を、そのままなぞらなくていい

たとえば、私が今、ホームページでブログを書いているからといって、「じゃあ私も、ホームページでブログを書かなきゃいけない」という話ではありません。

まだ書き始めたばかりで、自分の中の考えも整理できていない。

だからまずは、無料ブログ(Ameblo)から始めたい。

それは、全然おかしなことではないし、むしろ、とても自然な選択だと思っています。

私がホームページで書いている理由は、とてもシンプル

ここで、ひとつ大事なことがあります。

私がホームページでブログを書いていること自体は、無料ブログで書いていた頃と、何も変わりません。考えていることも、書いている内容も、向き合っているテーマも、同じです。

変わるのは、たった二つ。

  • 検索エンジンに強いかどうか
  • そして、私がWebデザイナーであるかどうか

私は、自分の仕事・立場・これからの設計を考えたとき、ホームページがベストだと気づいただけ。それ以上でも、それ以下でもありません。

SNSも、講座も、ツールも「設計のあと」

インスタ講座が良いか悪いか、Amebloが良いか悪いか、でもありません。
大切なのは、今の自分は、何を整えたいフェーズなのか

  • 発信の練習をしたいのか
  • 思考を整理したいのか
  • 仕事として育てたいのか

ここが決まっていれば、SNSも、講座も、ツールも、自然に「選べる側」になります。

だから私は、「これが正解ですよ」とは言いません。
代わりに、「自分に聞いてみてください」と伝えています。

情報は「量」ではなく「配置」で意味を持つ【設計視点】

情報は増え続けます。ツールは変わり、ノウハウは更新されます。
でも、そのすべてを抱える必要はありません。

情報は、どこに置くかで、価値が変わる

この考え方については、以前こちらの記事で、もう少し深く書いています。

世界観とは、雰囲気ではなく判断基準

世界観という言葉は、デザインや雰囲気として語られがちですが、でも私にとって世界観とは、判断基準の集合体です。

  • 何を選ぶか
  • 何を選ばないか
  • どこへ向かうか

それを構造として持っているから、情報が増えても、迷わなくなった。

まとめ

  • 情報が増えたから、人は迷うわけではない
  • 迷いの正体は、「判断基準を自分の外に置いていること」
  • 構造と設計を先に決めると、情報は“答え”ではなく“材料”になる
  • WordPressのテーマ選びも、AIの使い分けも、SNS講座の判断も同じ
  • ツールの良し悪しではなく、「今のフェーズ」に合っているかどうか
  • 誰かのおすすめは、参考にはなるが、決断の代わりにはならない
  • 世界観とは、雰囲気ではなく「選ぶ・選ばない」を支える判断構造

迷わなくなった、というと、「もう悩まない」「もう考えない」そんなふうに聞こえるかもしれません。

でも、実際はその逆です。

私は今も、たくさん考えています。情報も集めています。新しいツールやAIにも触れています。ただひとつ違うのは、決める場所が、いつも同じだということ。

誰かの言葉ではなく、流行でもなく、「今の自分が、どこに立っているか」。そこを起点にしているから、情報が増えても、道に迷わなくなった。

これからも、情報は増え続けるでしょう。AIも、SNSも、ツールも、変わり続けます。だからこそ必要なのは、新しい正解ではなく、自分で選び続けられる構造なのだと思っています。

この記事を書いた人

福本 マキのアバター 福本 マキ Web Architecture Designer (世界観を構造として設計する)

肩書きは私の未来への指針から生まれた造語。 世界観を、建築みたいに「言語化→構造→設計→デザイン」で組み立ててます。 最初からデザインに入らないデザイナー。 それが私の強みで、変わらない想いです。

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