ホームページといえば、トップページ?
「ホームページを作る」と聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは、トップページです。
ファーストビューに何を置くか。
どんな写真を使うか。
キャッチコピーはどうするか。
実際、制作の相談でも「まずトップページを作りたい」という声はとても多いです。
でも私は、トップページから作ることは、ほとんどありません。
それは逆張りでも、特別なこだわりでもなく、ただ「迷いにくい順番」を選んでいるだけなのです。
トップページから作ると、なぜ迷うのか
トップページは、ホームページ全体の「顔」であり、「まとめ」の役割を持っています。
つまり、
何を伝えたいのか
どんな人に向けているのか
どこへ導きたいのか
それらが整理されていないと、トップページは作れません。
ところが、いきなりトップページから作ろうとすると、この材料がまだ揃っていない状態で、無理にまとめようとしてしまいます。
結果として、
- 情報が多くなりすぎる
- よくある構成に寄ってしまう
- 「結局、何のサイトか分からない」状態になる
これは、センスの問題ではなく、順番の問題です。
トップページは「ゴール」に近い場所
トップページは、最初に作る場所ではなく、最後に整ってくる場所だと私は考えています。
なぜなら、トップページは中身を把握していないと、正しい配置ができないからです。
どの記事を読んでほしいのか。
どの考え方を軸にしたいのか。
どこで安心してもらいたいのか。
それらが見えてはじめて、トップページは「自然な地図」として機能します。

私が先に整えるのは、トップページではない
では、何から整えるのか。
私が先に見るのは、トップページではなく、
- 記事
- 情報の塊
- 言葉の重なり
- 読者が立ち止まりやすい場所
特に、ブログやコンテンツは、考えながら整えられる場所。書いてみて初めて気づくこと、言語化してみて見えてくる軸があります。
それらが積み重なって、「このサイトは、こういう場所だ」という輪郭が見えてきます。
トップページは「設計図」ではなく「案内板」
トップページを設計図のように扱ってしまうと、どうしても重たくなります。でも、トップページの役割は、すべてを説明することではありません。
- ここがどんな場所か
- どんな人に向いているか
- どこへ行けばいいか
それが分かれば十分です。
つまりトップページは、案内板のような存在。
案内板は、街の中身ができてから立てるものです。
トップページがうまくいかない本当の理由
「トップページがしっくりこない」
「何度作り直しても納得できない」
そんな声をよく聞きます。
でもそれは、トップページの作り方が悪いのではありません。
まだ、
- 伝える言葉が定まっていない
- 軸となる考えが整理されていない
- どこへ導きたいかが見えていない
だけなのです。
それを無理にトップページに押し込もうとすると、迷いが増えていきます。
私がトップページを後回しにする理由
だから私は、トップページを後回しにします。
先に、
中身を整える。
言葉を出す。
構造を見直す。
そうしているうちに、トップページに置くべき要素が自然と見えてきます。
考えなくても、「ここはこれだな」と分かる状態。
そのとき初めて、トップページは迷わず作れるようになります。
なぜ私は、トップページから作らないのか
トップページは、スタート地点ではありません。
積み重ねた結果として、最後に静かに整う場所。
だから私は、トップページから作らない。
迷わない順番で、ホームページを整えたいからです。

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