LINE公式がいいと聞いて始めてみた。
ステップ配信も組んだ。整えたつもりなのに、なぜか登録されない。反応もない。むしろブロックが怖くて、送れなくなった。
もし今そんな状態なら、あなたは間違っていません。
LINE公式がうまくいかない理由は、文章力や努力不足ではなく、もっと手前の「前提」にあることが多いからです。
この記事では、LINE公式が強く機能する条件と、うまくいかない人がつまずくポイントを「構造」で整理します。
焦ってテクニックを増やす前に、まずは土台から整えていきましょう。
LINE公式を作ったのに「うまくいかない」人が増えている
LINE公式は、よく「最強のツール」と言われます。
たしかに、通知は強いし、開封もされやすい。届けたい人にダイレクトに届く感じがあって、魅力的です。でも現実には、LINE公式を始めたのにこうなってしまう人も多いです。
- 友だちが増えない
- 登録されない
- 反応がない
- 送るのが怖い(ブロックされそうで)
- ステップ配信を作ったのに意味がない気がする
これは努力不足ではなく、LINE公式がうまくいくかどうかは、配信テクニックより先に、前提で決まる部分があるからです。
LINE公式で有利なのは「物販=有形資産」がある人
ここで一度、冷静に整理してみると、LINE公式で強いのは、どんな人なのか。
結論から言うと、有形資産がある人。つまり、物販のように「モノがある人」。

モノがあると、判断が早い
LINEで届いた情報を見たとき、人は瞬時に判断します。
- これ欲しい
- これなら買える
- 今必要
- 期限があるなら急ぐ
モノは想像しやすく、値段も分かりやすい。だからLINEとの相性がいいんです。
サービスは「納得」が必要で、同じ売り方はできない
一方でサービス(無形)は、同じようには進みません。
- 価値が見えにくい
- 比較検討が起きやすい
- 信頼が必要
- 背景の説明が必要
つまり、購入までに必要な時間が長い。ここを飛ばしてテンプレの売り方を真似すると、「反応がない」という壁にぶつかりやすいんです。
UNIQLOのLINE公式が強いのは、売り込みが上手いからではない
ここで分かりやすい例がUNIQLO。
友だち数は 4,600万人。数字だけで強すぎます。笑
でも、UNIQLOの強さは「セールストークが上手いから」ではなく、もっと根っこの理由があります。
売っているのに「セールスに見えない」設計
UNIQLOは売っていますが、でも、売り込んでいる感じが薄い。なぜなら、内容が営業ではなく「案内」だからです。
- 季節に必要な服
- 今お得なセール
- 新作の紹介
- 生活に役立つ情報
これって、押し付けではなく「助かる情報」になっているんですよね。
だから受け手も構えずに読める。結果としてブロックもされにくい。
お知らせが「役立つ情報」になっている
ここが個人が見落としやすいポイントで、LINEは通知が強いぶん、売り込みに見えた瞬間に距離を取られやすい。だからこそ、LINE公式は「売る」ではなく「案内」から始めるほうが運用が安定します。
LINEで反応が出ない人に起きている3つのズレ
ここからは、よくあるズレを3つに整理します。
登録する理由がない
LINE公式は、作っただけでは登録されず、登録するためには理由が必要です。
- 特典がある
- 続きを読める
- 限定の案内が届く
- 「この人から受け取りたい」と思える
理由がないと、どれだけ頑張っても増えません。
送る内容が「営業」になっている
登録してくれた人に対して、いきなり売る。
これをやると一気にブロックが増えやすいです。
LINEは距離が近いからこそ、最初は温度感を整える必要があります。
まずは案内、次に提案。この順番が大事です。
案内先(着地)が用意されていない
実はこれが一番多く、LINEは送れる。でも、案内先がないのです。
- 商品がない
- LPがない
- ブログの導線がない
- 申し込みの流れが整ってない
案内先がないと、LINEは送るだけの場所になり疲れてしまうのです。
サービス業がLINE公式を使うなら、先に整えるべき順番
サービス業がLINE公式を使うなら、必要なのは先に土台を整えることです。
母艦(ブログ・LP)→航路(LINE)→案内(商品)
おすすめの順番はこれ。
まず最初に整えるのは、あなたの考えや価値が「落ち着いて伝わる場所」です。
ブログやLPは、SNSのように流れて消えません。時間が経っても見てもらえる「拠点」になります。
ここでやることは、派手なセールスではなく、次の3つを静かに整えることです。
- どんな人を助けたいのか(対象)
- 何ができるのか(提供価値)
- なぜそれをやっているのか(背景・理由)
ここがあるだけで、あなたの発信は「ただの情報」ではなく「その人の言葉」になります。なので、ブログやLPは売る場所というより、安心して納得してもらう場所です。
次に、必要な人に必要なタイミングで届けるための「航路」を作ります。LINE公式は、SNSよりも距離が近い分、うまく使うと発信が安定します。
ここで重要なのは、いきなり売ることではありません。
まずは、受け取る側が「この人の話なら読める」と思える空気を作ることです。
たとえば、
- ブログ更新のお知らせ
- 役立つ小さなヒント
- よくあるつまずきへの一言
- 過去記事の案内(今の悩みに合う回だけ)
こういう案内ができると、LINEは営業ではなく、自然なつながりになります。
つまりLINE公式は、反応を取る場所ではなく、関係性を保つ通路です。
最後に、案内先を用意します。
これがないと、LINE公式を頑張っても「届けるだけ」で終わってしまって疲れます。
案内先というのは、必ずしも大きな商品でなくても大丈夫です。
たとえば、
- 申し込みできるページ
- メニュー一覧
- 相談の入口
- 小さなサービス(ライトプラン)
受け取った人が次に進める場所があるだけで、発信はぐっと楽になるのです。そしてここで初めて、LINE公式が「売る道具」ではなく、自然に案内できる仕組みとして機能し始めます。
LINEは拡声器ではなく、関係性の中で案内する通路です。
これが一番疲れない順番です。
「売る」ではなく「関係性の中で案内する」へ
LINE公式の難しさは、売ろうとすると急に苦しくなること。
でも案内として使うと、自然に続きます。
LINE公式は売る道具ではなく、街の中の案内所
私はLINE公式を、街の中にある案内所みたいなものだと思っています。
案内所を先に建てても、街ができていなければ案内できません。
だから、LINE公式を整える前に、何を届けるのか、誰に届けるのか、どこへ案内するのか。ここを決めておく必要があります。
テクニックを増やす前に、順番を整える。
それだけで、LINE公式は「怖い場所」から「安心して運用できる場所」に変わっていきます。
そもそも「何のツールを選べばいいか分からない」と迷っている場合は、LINE公式の前に「順番」を整えるのがおすすめです。

まとめ
- LINE公式がうまくいかない原因は、テクニックより「前提」のズレ
- 有形資産(物販)は「判断が早い」ためLINEと相性がいい
- サービスは納得や信頼が必要で、同じ売り方はできない
- UNIQLOが強いのは“売り込みに見えない案内設計”があるから
- 反応が出ない人は「登録理由・配信内容・案内先」のどこかが不足しやすい
- サービス業は 母艦→LINE→案内 の順番で整えると安定する
LINE公式は売るための道具ではなく、必要な人に必要な案内を届けるための「航路」です。

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