「とにかく何かを書けば、いつか読まれる」
ブログを始めたとき、多くの人がそう考えますし、私自身も、昔はそう思っていました。
でも、書き続けていく中で、はっきりと分かったことがあります。それは、ブログは「読まれる」より先に、「見つけてもらう」必要があるということです。
どれだけ丁寧に書いても、
どれだけ想いを込めても、
その存在に気づいてもらえなければ、
読まれることはありません。
これは、努力が足りないとか、文章が下手だとか、そういう話ではないのです。
問題は、順番。
この記事では、なぜ「書けば読まれる」が成り立たないのか。
そして、AI時代において、ブログはどんな役割を持つのか。
発信に疲れてしまった人ほど、一度立ち止まって読んでほしい「考え方の整理」をお伝えします。
書けば読まれる、は半分だけ正しい
「ブログは書き続ければ、いつか読まれる」
この言葉は、完全に間違いではありません。
ただし、前提条件が抜けています。
それは、見つけてもらえていること。
どんなに良い記事でも、検索結果にも、AIの回答にも、どこにも表示されていなければ、存在していないのと同じです。
書くこと自体は、とても大切。
でも、書くだけでは足りない。
ここを勘違いすると、「頑張っているのに成果が出ない」という状態に陥りやすくなります。
読まれない原因は、文章力ではない
ブログが読まれないとき、多くの人が考えるのが、
- 書き方が悪いのかもしれない
- 共感が足りないのかもしれない
- もっと感情を込めたほうがいいのかもしれない
- 体験談を入れた方がいいのかもしれない
でも実際には、文章以前の問題であることがほとんどなのです。
それは、「その記事に辿り着けない」という構造の問題。
ショッピングモールで例えるなら、どれだけ素敵なお店でも、フロア案内に載っていなければ、存在しないのと同じ。
ブログも同じで、まずは「見つかる場所」に置かれている必要があります。
伝えればいい、でも誰に?
「じゃあ、SNSで教えればいいのでは?」
そう思う人もいるでしょう。
それも、ひとつの方法です。
ただし、ここにも落とし穴があります。
それは、伝えられる相手が限られているということ。
身内や、すでに知っている人だけに何度伝えたとしても、広がりは生まれにくいことがあります。
たとえ、身内や知っている人に伝えたとしても、それは「SNSでつながっている」ただそれだけの関係かもしれません。SNSでつながっている人たちすべてが、あなたのブログを読む人、つまり「読者」であるとは限らないのです。
タイムラインには、たくさんの情報が流れています。
その中で、あなたの記事が必ず読まれるとは限らない。
これは、あなたの発信が弱いからでも、興味がないからでもありません。
SNSのつながりと、ブログの読者は、役割が違うただそれだけの話です。
だからこそ、「知っている人に伝える」だけではなく、まだあなたを知らない人に、見つけてもらう場所、新しい人に見つけてもらうためには、自分から教えに行かなくても、向こうから探しに来てもらえる場所
に置く必要があります。
それが、検索です。
検索エンジンは「探している人」の入口
検索とは、暇つぶしではありません。
- 悩みがある
- 判断材料が欲しい
- 違和感を言語化したい
このような状態の人が、自分の言葉で問いを投げる行為です。つまり、検索結果に表示されるブログは、「今、必要としている人」に出会える可能性を持っています。
だからこそ、検索エンジンに見つけてもらうことは、読まれるための最初の関門なのです。
今は「検索」より「AIに聞く」時代
そして、今はもうひとつ大きな変化が起きています。
それが、検索するより、AIに聞く人が増えているということ。
AIは、ゼロから情報を生み出すのではなく、すでに存在している情報を整理・要約して提示します。
つまり、AIに拾われるためにも、元となる情報が必要。
それが、ブログです。
SNSの一言や、一時的な投稿では、AIは文脈を理解しづらい。
継続して書かれたブログこそが、AIにとっても「参照しやすい情報源」になります。
ただし、ここでひとつ、誤解されやすいポイントがあります。
AIにとって参照されやすいブログの条件は、検索エンジンとまったく別物ではありません。なぜなら、AIが行っている「すでに存在している情報を整理・要約して提示する」という仕組みの土台には、検索エンジンが存在しているからです。
AIは、ゼロから正解を生み出しているわけではなく、検索エンジン上に蓄積された情報をもとに、文脈を整理し、再構成しています。
そのため、SEO対策は、AIが普及したからといってなくなるものではありません。

どちらかというと、AI時代になったからこそ、検索エンジンに正しく認識されているブログが、AIにも拾われやすくなる。

私は、そう考えています。

それでも、結局は書き続けるしかない
ここまで読むと、「じゃあ、AIに拾われればいいのか」と思うかもしれません。でも、そのために必要なのは、特別なテクニックではありません。
必要なのは、書き続けているかどうか。
- テーマが一貫している
- 思考が積み重なっている
- 記事同士がつながっている
このような状態が、検索エンジンにも、AIにも、「この人は、これについて書いている」と伝わります。

一度バズることよりも、一記事ずつ積み上げること。
それが、見つけてもらうためのいちばん確実な方法です。

ブログは「発信」ではなく「置き場所」
私は、ブログを「発信ツール」だとは考えていません。
ブログは、探している人のために置いておく場所。
読ませようとしなくていい。
無理に感情を動かそうとしなくていい。
必要な人が、必要なタイミングで、見つけられるように整える。
そのために、構造を考え、順番を考え、書き続ける。
それが、AI時代におけるブログの役割だと、私は考えています。
まとめ
- ブログは「読まれる」前に「見つけてもらう」必要がある
- 読まれない原因は、文章力ではなく構造
- 身内に伝えるだけでは、広がりは生まれにくい
- 検索エンジンとAIの両方に、ブログは必要
- AI時代だからこそ、書き続けているブログが強い

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