Webマーケティングとマーケティングの違い

「Webマーケティングを学ぼう」と思ったのに、気づいたらSNS、SEO、広告、LINE、メルマガ…。
情報が増えるほど、逆に頭が真っ白になる。そんな経験、ありませんか。

これはあなたが理解できていないからではなく、単純に迷いやすい構造になっているだけです。
なぜなら「マーケティング」と「Webマーケティング」は、似た言葉なのに、説明する人によって範囲がバラバラだから。

私は元々HTMLから入った人間で、制作の現場をずっと見てきました。だからこそ、マーケティングを学んだときに「え?え?」状態になった側でもあります。

でも、ある瞬間にスッと理解できました。
マーケティングを概念のまま捉えるのをやめて、Web=ホームページの設計に置き換えたときです。

この記事では、マーケティングとWebマーケティングの違いを整理しながら、「同じ言葉なのに迷う理由」と「理解できるようになる順番」を、地図のように整えていきます。

目次

マーケティングとWebマーケティングの違いは「設計」と「実行の場所」

まず最初に、私の結論から書きます。

  • マーケティング=売れる仕組みを「設計」すること
  • Webマーケティング=Web上でその仕組みを「動かす」こと

これだけで、頭の中がかなり整理されます。

マーケティングは、売り込む技術ではありません。誰に、何を、どう届け、どう選ばれ、どう続いていくか。つまり「選ばれる理由」を設計する仕事です。

一方でWebマーケティングは、その設計をWeb上で成立させるための整備です。入口を作り、道を作り、迷わないように案内板を置く。同じマーケという言葉でも、役割は別物なんですよね。

マーケは「設計図」、Webマーケは「道路と標識」

たとえば家づくりで考えると分かりやすいです。

  • マーケティング=設計図(間取り、導線、暮らし方の設計)
  • Webマーケティング=その家に人が来て、迷わず使える状態にする整備

設計図がないまま家具だけ増やしても住みにくい。
同じように、設計が曖昧なまま施策だけ増やすと、どんどん苦しくなります。

同じ言葉なのに迷う理由は「説明する人の範囲」がバラバラだから

混乱するのは、あなたの理解力が足りないからではなく、単純に、説明する側の「範囲が違う」からです。
マーケティングと言っても、人によってこうなります。

  • マーケティング=広告
  • マーケティング=SNS
  • マーケティング=心理学
  • マーケティング=売り方

言葉が同じでも、見ている地図が違う。
さらにWebが付いた瞬間に、やることが増えます。

  • SEO
  • SNS
  • 広告
  • LP
  • メルマガ
  • 導線設計

…と、急に「やることリスト」が増えていき、その結果、頑張ろうとした人ほど迷います。

  • 全部やらなければダメなの…?
  • 何からやればいいの…?
  • 私は何を学べばいいの….?

でもこれ、迷って当然なのです。地図なしで街に放り込まれている状態だからです。

元々HTMLから入った私は、マーケティングを学んでも「え?え?」状態だった

ここからは私の話を少ししますね。

私は元々HTMLから入った人間です。
構造を作る、整える、積み上げる。そういう仕事をずっとしてきました。

でも、マーケティングを学んだときは「え?え?」状態でした。
言葉は分かる。理屈も正しい。でも、手元に落ちてこない。

マーケティングって、説明されるほど抽象的になっていくことがあり、「分かる人だけが分かる言葉」になりやすいんです。

私もまさにそれでした。

「Web=ホームページ」に置き換えたら、すんなり理解できた

ところが、あるとき急に理解できました。
マーケティングを概念として学ぶのをやめて、Webに置き換えたときです。

「導線」と言われたら、私は抽象ではなく具体で捉えられた。

  • ページの順番
  • メニューの配置
  • ボタンの置き方
  • 記事と記事のつなぎ方
  • 読者が迷わない流れ

「集客」と言われたら、精神論じゃなくてこう捉えられた。

  • 検索される入口を作る
  • 必要な人が来れるように整備する
  • 入口から出口まで、迷わせない

マーケティングが難しかったわけじゃない。私はずっと言葉のまま理解しようとしていただけだった。
そう気づいた瞬間でした。

マーケティングが難しく感じるのは、言葉が抽象のままだからです。私は「Web=ホームページ」に置き換えた瞬間、理解が進みました。
そもそも、ホームページとWordPressを同じものとして扱うと、ここもズレやすくなります。

私が最初に学んだマーケティングは、実質Webマーケティングだった

私は過去にマーケティングを学びました。
でも当時は「学んだのに実践できない」と感じていました。

それが今、なぜ実践できているのか。
理由はシンプルで、根っこが違ったからです。

私が最初に学んだ「マーケティング」は、いわゆる概念ではなく、最初からWebの現場で動くものでした。つまり私は、最初に触れていたのは「マーケティング」ではなく、実質「Webマーケティング」だったんです。

そして、その「最初に学んだマーケティング」こそが、ECサイトの役割でした。

ECは「売れる仕組み」を最初から設計しないと成立しない

ECサイトって、ただ商品を並べる場所ではなく、売れる仕組みを、最初から設計しないと成立しない世界です。

  • 誰に向けて売るのか
  • どんな順番で見せるのか
  • どこで迷うのか
  • どこで不安になるのか
  • どうしたら「買う」に進めるのか

ここを設計しない限り、見た目が整っていても売れません。

だから私は、マーケティングを学んだというより、売れる仕組みを設計する現場で、マーケティングを体で覚えたんだと思います。

マーケティングは、売り方ではなく、売れる状態を作る設計。
ECは、その設計が最初から必要な場所だったんです。

マーケティングが分からない人は「知識不足」ではなく「順番がない」

マーケティングが分からない人って、たぶん知識がないわけじゃない。
ほとんどの場合、「順番がない」だけです。

Webの世界は、選択肢が多すぎて、SNSもできる。広告もできる。SEOもできる。LPも作れる。メルマガもできる。
全部できるから、逆に決められない。

でも本当に必要なのは、施策を増やすことじゃなくて「整理」です。

  • 何を伝えたいのか
  • 誰に向けているのか
  • どこへ案内したいのか
  • 次の一歩は何か

これが整うだけで、Webマーケは急に扱えるものになります。

Webマーケティングが苦しくなる理由は、能力ではなく「順番が逆」になっていることが多いです。
私は基本、母艦(ブログ・LP)→航路(LINEやメルマガ)→案内(商品)の順番で整えるのがいちばん安定すると考えています。

H1・H2・H3を理解するだけで、Webマーケティングは一気に見える

もし「マーケティングが苦手」「理解できない」と感じる人がいたら、私はこう伝えたいです。
難しい理論より先に、まず H1・H2・H3 =つまり見出しを理解してみてください。

  • H1=このページは何の話か(主題)
  • H2=大きな道筋(章立て)
  • H3=その中の分岐(具体化)

これは文章ルールではなくて、Webマーケティングそのものです。

なぜならWebマーケとは、結局「読む人が迷わず進めるように整えること」だから。見出し構造を理解することは、読者の頭の中を整理する技術を身につけることでもあります。

SEOの裏側は「機械に理解される構造」

そして、ここからSEOに繋がります。
そもそも検索エンジンは人ではなく機械です。いまやAIの世界。文章を読むというより、理解するために解析している。

だから必要なのは熱量よりも構造。

  • H1で主題を示す
  • H2で道筋を作る
  • H3で具体を補う

この順番があるだけで、検索エンジンは「このページが何を伝えたいのか」を判断しやすくなる、それがSEOの裏側です。

SEOは裏技ではなく、検索した人の疑問に順番通りに答えること。そのために必要なのは、施策を増やすことよりも、まず「構造」を整えることだと私は考えています。マーケティングより先に、整えるべき土台の話はこちらの記事でまとめました。

SEOは裏技じゃなく「順番通りに答える」だけ

SEOはテクニックのように語られがちですが、でも私は、もっとシンプルだと思っています。SEOとは、検索した人の疑問に対して、順番通りに答えること。順番通りに答えるために必要なのが、見出し構造です。

見出しが整っているページは、

  • 読者が読みやすい
  • 意味が分かりやすい
  • 迷いにくい
  • 次の行動がしやすい

だからSEOにも強くなる。私はそう考えています。

Webマーケがうまくいかないのは、努力不足じゃなく「順番」が逆なだけ

Webマーケがしんどくなる人は、頑張っています。むしろ頑張りすぎています。

SNSを投稿して、ブログも書いて、LPも作って、広告も検討して…。
でも成果が出ない。自信がなくなる。

これは能力の問題ではなく、多くの場合、順番が逆だけなのです。

育てる仕組みづくり 3ステップ

STEP
設計(誰に、何を、どう届けるか)

設計は「売るための言い回しを考えること」ではありません。
まず整えるのは、読む人の中にある「判断の土台」です。

誰に向けているのか?何を届けたいのか?どう変化してほしいのか?

ここが決まると、文章もサービスも迷わなくなります。

STEP
導線(入口から出口まで迷わせない)

導線は、アクセスを集めることよりも先に必要なものです。
たとえば記事を読み終えたあとに「次に何をすればいいか」が見えないと、人はそのまま離脱してしまいます。

入口(検索・SNS)から出口(問い合わせ・登録)まで、自然に進める道をつくる。

それがWebマーケティングの「効く形」です。

STEP
運用(続けられる形で回す)

運用は、気合いや根性では続きません。
続く人は、最初から「続けられるサイズ」で設計しています。

毎回ゼロから頑張るのではなく、記事・導線・導入文などを「型」として積み上げていく

この状態になると、Webは一気に資産になります。

この3ステップが整うと、Webマーケは「頑張るもの」ではなく、静かに育っていく仕組みになります。
だから私は、Webマーケティングを「施策」ではなく「順番の設計」だと考えています。

まとめ

  • マーケティングは、売れる仕組みを「設計」すること
  • Webマーケティングは、Web上でその仕組みを「動かす」こと
  • 同じ言葉なのに迷うのは、説明する人の範囲がバラバラだから
  • HTMLから入った私は、マーケを言葉のまま学ぶと「え?え?」状態だった
  • でも「Web=ホームページの設計」に置き換えた瞬間、理解できた
  • 私が最初に触れていたのは、概念ではなく「Webで動くマーケ」だった
  • そしてその根っこは、ECサイト=売れる仕組みの設計で鍛えられた
  • マーケが分からない人は知識不足ではなく「順番がない」だけ
  • H1/H2/H3を理解すると、Webマーケが一気に見える
  • SEOの裏側は、機械(AI)が理解できる構造に整えること

マーケティングがわからないのは、あなたが向いていないからではありません。ただ、地図がないまま街を歩かされているだけです。だからこそ施策を増やす前に、順番を整える。見出しを整える。導線を整える。

それだけでWebマーケティングはしいものから扱えるものに変わっていきます。

必要なのは気合じゃなく、構造。
整えた分だけ、あなたのWebは静かに強くなります。

この記事を書いた人

福本 マキのアバター 福本 マキ Web Architecture Designer (世界観を構造として設計する)

肩書きは私の未来への指針から生まれた造語。 世界観を、建築みたいに「言語化→構造→設計→デザイン」で組み立ててます。 最初からデザインに入らないデザイナー。 それが私の強みで、変わらない想いです。

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